今日のNHKのバリバラのテーマが「きょうだい」だった。
障害のある人の兄弟姉妹のことだ。
こういう立場の人がいることは気づいていたけど、平仮名でそういう呼び名だとは知らなかった。
番組でも出ていたように、自分の友達に知られたくない気持ちがあるんだなあ。
子供の頃から思い通りにならないことが何度も何度も起きたから、そのうち正面から向き合うことを避ける気持ちが生まれるのも当然で、それ自体を責めることもできないなと考える。
最近DVDが発売された映画「ワンダー 君は太陽」はトリーチャーの男の子が主人公だが、途中から物語がお姉ちゃんの視点に切り替わるのがミソだ。
まさに「きょうだい」の立場から辛い思いもするが、それを乗り越えて成長していく物語でもある。
僕はどうだろう。
障害や病気を持った人を理解することも当然大事だが、それをサポートする人の気持ちを理解することも大事だ。
しかしその立場にない人がいつもそこに気づけるものでもないと思う。
今日の番組に出てきた施設は、自立を目指してサポートしていると話していた。
みんなで「自分でできる!」を合言葉にして積極的に取り組む姿がとても素敵だった。
「自立」という言葉の意味は1人で物事を行うことだが、“困った時に誰かに助けを求められる”ことも自立の一つだという認識が世の中に浸透するともっと優しい社会になるような気がする。