ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

決めるパン

今年悩んだことのひとつ。

 

大阪での仕事の時に教わった言葉がある。

「人に聞かずに自分で決めろ」

 

これまでの自分の生き方を見直してみて、親や先生やその他いろんな人に決められてきたことを省みた。

そして逆に、自分の意思で決めたことには何も後悔がないことに気づいた。

 

その仕事相手から今日、会社に電話があった。

僕に代わって欲しいとのことで電話を受けた。

内容は少し無茶な依頼だった。

不可能なことではないので一瞬迷い、迷ったことを悟られたくなかったので快諾した。

電話を切った後、僕はうまく対応ができていなかったことに気づいた。

僕は試されていた。

きまりを破った要求をしたらどんな対応をするかを見られていたんだ。

断る権利がある場面で、僕なら断らないことがわかっていたから電話を代わったんだ。

一気に大阪での会話が思い出された。

もの凄く後味の悪い仕事納めだ。

考えれば考えるほど嫌な理屈を作ってしまう。

 

少しずつでいい、どんな場面でも冷静に考えて後悔しない選択ができるように意識していきたい。