2018年は英会話の勉強をした。
今までも英語の学習はしていたが、中学高校では受験に向けた勉強、大学ではTOEICに向けた勉強が多かった。
大学時代は英会話にも積極的に参加していたがなかなか自信がつかず、話すことに消極的になっていた。
専攻していたドイツ語に関しても同じだ。
これ以上の伸びは経験と復習の積み重ねでしか得られないものだと思っていた。
しかし今回の英会話のレッスンを通して新たな発見があった。
自分の仕事や生活の中、あるいは社会問題などから日頃考えていることを英語で伝えるのが物凄く楽しいのである。
主張や意見をしっかりと伝えたいので知っている単語の中からなんとかやりくりして表現するというのが楽しくて仕方ないのだ。
その上で先生から「この表現をしたらいいよ」と新しく教わる語彙はすんなりと身につく。なぜならそれはまさに僕が“言いたかったこと”だからだ。
今までやってきたテキストの例文には当然だが僕の意見は入っていない。
煙草を吸わない僕が「喫煙所はどこですか」と質問する理由がないのだ。
そして数年前までの僕は自分の意見がなかった。あってもあまり外に出さなかった。
それが日本語で意見を持てるようになることが英語ドイツ語の学習を進めるガソリンになったのだ。
外国語の習得は頭打ちで、あとは地道な努力だけだと思っていたところの思わぬ発見だった。
もちろん努力は今後も必要だが、言いたいことを言えるという体験が学習へのやる気を引き出すんだと気づけたのは大きな進歩だと思っている。