年末に地元に帰った時に祖母がこう言った。
「政治のことに素人が口を出しちゃいけない」
がっかりした。
僕の地元のような田舎では多分こういう考えの人がまだまだ多いんだと思う。
国民が政治家をちゃんと見てないと、そこで何が行われているかわからない。
もしかしたら自分達に都合のいい制度を導入して利権を得ようとするかもしれない。
だから日頃から気にする必要があるんじゃないだろうか。
母親も昔からそうだった。
「大人になったら選挙に行きなさい」
とは言うが、
「誰に入れたの?」と聞いても答えてもらえない。
「誰に入れたかは家族でも言っちゃダメなの」と教えられた。
多分こういうことを言われたことのある人は多いと思う。
政治の話をしてはいけないのに、選挙に行けと言うのは甚だおかしい。
僕はやはり、家庭内でも友人間でも、
「自分はこう思う」「いや俺はこうだ」
みたいに意見を持って議論をしていくことが投票行動に繋がるものだと考える。
日頃は一切政治の話をせず、意見をブラッシュアップすることもなく、選挙当日だけ偉そうに投票してくる人の方がよっぽどタチが悪いように感じる。
村社会では意見の食い違いから爪弾きにされてきた歴史があったんだろうが、今は2019年だ。
憲法は民主主義を唱えている。
言論の自由がある。
僕らは皆、意見を言う権利も、それに反論する権利もある。
沢山の議論をして、より適切な選挙結果を政治にぶつけることが国民の役割であるはず。
素人だとか無知だとか言われるかもしれないが、その都度学べばいい。
何もかも全て知った人なんていないのだから、教えあって知ればいい。
意見を言おう。勇気を出して。