東京新聞の望月記者に対する菅官房長官の態度に対して中学生がネット上で署名活動をしたことに対するネット上の反応を見て。
結論から言うと、
自分に都合の良いことだけを本当だと信じて、都合の悪いことはデマだと決めつけるんだな
と感じた。
これはどっちの意見にも言える。
「その中学生はなりすましだ」という意見の人はどこかの誰かが貼り付けたツイート時間のデータを根拠に発言している。
「とてもいい中学生だ」という意見の人の中にも反対意見はデマだぞと言っていたりする。
いろんな情報が行き交って、何が本当かはわからない。
そんな世の中で大切なのは、
自分の好みの情報こそ信じる前にファクトチェックをし、
反対の意見を一旦受け止めなぜそういう見方ができるのかを考えることではないだろうか。
今日こんな記事が出た。
ハフィントンポストが件の中学生と母親を直接取材した記事だ。
もちろんこれもメディアを通した内容なので賛否分かれるところもあると思う。
しかしこの記事で見るべき点はライターが本名顔出しで発信していることだ。
ここまでネット上に溢れたあらゆる情報源が“何処かの誰か”だった。
それはこの中学生も含めてそうだ。
そこでこのライターが本名で発信し責任を負うことで中学生に信憑性が生まれた。
これはメディアに求められる役割の一つではないだろうか。
どんな情報であろうと、信じる前に考えること、できれば情報源を確認することが大切だ。
食べ物の産地や内容物を見るのと同じように。