あと4日もすれば新元号が発表される。
ひと月経てば平成は新しい元号に変わる。
このタイミングだからこそ世の中のあらゆる場面で平成を振り返る話題が増えてきている。
「平成とはどんな時代か」
1年以上前の朝まで生テレビでテーマに挙げられ、それから様々な媒体で似たような話が取り上げられている。
平成の事件としてオウム真理教が取り上げられたり、平成の出来事として東日本大地震が取り上げられたり、平成のスターとしてイチローが取り上げられたりするが、それらと「平成」には何も関係がないはずだ。
しかし、たまたま昭和天皇が亡くなり、たまたま今上天皇が退位を決断された間のこの30年余を、たまたま「平成」と呼んだだけであり、年号が変わることで何が変わるというのだろうか。
昭和から平成に変わっても何も変わらないし、2018年から2019年に変わっても何も変わらない。
本当に人々の生活を変えるのは、明日から消費増税だとか、明日からEUを離脱するとか、そういう瞬間ではないだろうか。
嫌でも耳に入ってくるであろう新元号を知らないままどれだけ長い間過ごせるかという競争を思いついたが、誰かやってくれないだろうか。
おそらく優勝者は海外在住で日本と何の縁もゆかりもない外国人だろうな。