ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

時は金なりパン

たまに住まいの最寄りの駅から一駅手前で降りて図書館で新聞を読むようにしている。

 

しかし最近これに疑問を感じている。

 

図書館で新聞を読むことはお金がかからないと思うんだけど、その分時間を費やしているのようにも思える。

例えば読みたい新聞を他の人が読んでいたりする時は別のものを読んで終わるのを待っていたりもする。

一駅分歩いて帰るのも意外と時間がかかる。

 

それならばいつも通り帰る途中コンビニに寄って、全国紙なら180円払って新聞を買って帰ればいいような気もする。

 

まさにTime is money で、そこにかける時間とお金を比較して考える場面は多いと思う。

 

主婦の方が少しでも安く卵を買う為に離れたスーパーまで自転車で行くという話もよくあるが、その時間と体力で他に有意義なことができるとしたら卵の安さはもしかするとそんなに大切なことではなかったりする。

 

とはいえお金で便利さを買って効率性を求めすぎてしまうことで、偶然の出会いが失われるということも考える。

 

先程の読みたい新聞を待っているシチュエーションで、たまたま手に取った雑誌や別の新聞に自分の知らない情報や気になる人のインタビューが載っていた、というような偶然性だ。

 

最適な効率を確立することはおそらく今後ロボットが担うことになる。

人間であるということは、偶然思いがけないことに遭遇するということではないだろうか。

 

そんなことを考えているからやはり時間とお金を比べても結論が出ない。残念。