ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

弱者と強者パン

僕には世界がこう見えてるという話。

 

世の中には“弱い人”が沢山いる。

それは、力が弱い、身体が弱い、立場が弱い、意思が弱い、心が弱い、などなど。

様々なところでいろんな弱さを持った人がいると思う。気づきにくいだけで。

 

同様に、世の中には“強い人”が存在する。

強い人は時に発言力を持っていて主張をし、世界を変える決定権を持っている。

 

弱い人には弱い人の気持ちがわかるが、

強い人には弱い人の気持ちがわかりにくい。

思い通りになることが多いので、知る必要があまりないから。

 

しかし本当は、強い人こそ弱い人の気持ちをわからなくてはいけないのではないだろうか。

弱い人の小さな主張を汲み取らなくてはならないのではないだろうか。

 

選挙は多数決だと言われるが、少し違うと思う。

票の多数を占めて強い立場に立った人は、少数だった意見を無視していい訳ではない。むしろ少数の人の意見をどれだけ取り入れることができるかを真剣に考える責任があると思う。

 

もう強いだけの人は見飽きた。

でも、本当にただただ強いだけの人なんていないのではないだろうか。皆が弱いところを持っているはずだ。

僕も1人の弱い人間として、いろんな弱い人の存在を知って、より良く生きていけるよう、自分の強みを生かして考えていきたい。