ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

心の管理パン

スポーツ選手に倣って意識してみることがある。

 

先週タイガーウッズがマスターズで優勝した。スキャンダルや薬の影響など様々な困難を乗り越えての復活劇とあって世界中を感動させた。

ラジオでそのマスターズでのタイガーウッズの行動が紹介された。

大会中、決して順風満帆だった訳ではなく、いくつか思い通りにいかないショットもあった。そんな時に1人でブツブツと呟いていた言葉がある。

「我慢、我慢」

こう自分に言い聞かせることで次のショットに集中することができたのだとか。

 

これを見習って自分もイライラしてしまいそうな時にタイガーウッズを思い浮かべ「我慢、我慢」と言ってみるとかなり気持ちが落ち着く。

確かにただの気持ちの問題ではあるが、意識することで大きく変わると思う。

 

もう一つ別のスポーツの場面を取り上げたい。

先週の楽天イーグルスの足立捕手について。

試合は0-0の緊迫した展開のまま8回。2アウトランナー2塁で当然1点も許したくない場面。2ストライクから投じたストレートをバッターが見逃し、キャッチャーミットにズバッと収まる!三振!...に打ち取ったと思いきや、審判がボールの判定。

そこで足立が「今のは入ってたでしょ!」と審判に詰め寄ったのだ。ファンとしては初めて見る足立の荒々しい姿だった。今までそんな姿を見せたことのない比較的穏やかな性格の足立が審判に詰め寄った。そこにはここまで0点に抑えてきた美馬投手を庇う気持ちと何が何でもこの試合に勝つんだという気迫があったと思う。

結局バッテリーはこの次の1球で空振り三振を奪う。物凄くカッコいいシーンだった。

 

僕の好きな映画『ワンダー 君は太陽』の中で学校に通う主人公のオギーに対して父親が言うセリフがある。

「他の授業では手を挙げなくていい。でも大好きな理科だけはガンガン行け!」

 

これらのエピソードに教わったこと。それは自分にとって些細なことは気にせず受け流すことそして自分がどうしても譲れないことには本気でぶつかること。

このメリハリを大切に心の中に持っておきたい。

f:id:mumusanopinojr:20190419230309j:image