高校や大学を卒業した後は企業に就職して終身雇用という流れが長い間一般的になってきた。
しかし時代は変わってそれが“当たり前”という訳でもなくなってきた。
何らかの理由で学校を出ていないこともあるし、海外に留学したりその他のチャンスを得ることもある。就職後も結婚を機に生活を変えたり転職をしたり、自分のやりたいことを叶える為に起業することだって気軽にできるようになった。
「1つの会社で定年まで」というかつての“当たり前”はこの多様性の時代において“当たり前”ではなくなっている。
終身雇用が“当たり前”という社会では、1つの会社のルールしか知らない人が多かった為、「契約上こうだ」と言われてしまうとそういうものかと飲み込むしかない状況を沢山生んでしまったはずだ。
しかし、いくつもの会社や世界を転々とする人が増えてきた今、「このルールおかしくない?」という情報があっという間に世界中で共有されるようになった。
今後、時代錯誤のルールを残している会社から淘汰されていくのだろう。
その良し悪しは別として、誰も気にしなくなってしまった慣習こそ、一度第三者の目で確認する必要があるのではないだろうか。