週末の新幹線は子供連れが多い。
隣の列に夫婦と1歳半くらいの女の子が乗っていた。
しばらくして夫婦が寝てしまって、その間女の子はタブレットで何かを見ていた。というか見せられていた、と言った方が正確だと思う。
タブレットに夢中になった女の子は数分間一度も瞬きをしてなかった。大丈夫かな。
その後起きた母親の方を向いた女の子が目をしばしばさせて大きく欠伸をした。強い刺激を長時間受けていて疲れたんだろうね。
そんなことはつゆ知らずか、母親がトイレに立った後、父親がまたも子供にタブレットを見せる。大丈夫かな。
それとは別の子供連れ。父親と女の子2人。この女の子がよく走り回ったり突然大きな声をあげたりする。おかげで僕の隣で寝てたおばさんは起こされて不機嫌そうにしてる。
姉妹仲がいいのは結構だけど、父親がお菓子をあげたり折り紙を出したりして静かにさせようとしているのが気になる。そうじゃないでしょ。日頃から外で走って遊んでおくこと、室内や人が多いところでは騒がないこと、のメリハリを知らないとどこでもこうなるに決まってる。それを別のもので気をそらすなんて動物みたいな扱いじゃない?大丈夫かな。
結果としてこの2人の女の子もスマホのアニメを見始めると静かになった。
面白い研究結果が出ましたね。
騒いだらアニメを見せてもらえると子供が学んでいる。
と同じように、
アニメを見せれば子供が静かになると大人が学んでいる。
うん、不健全な悪循環。
それは教育ではないよ、と親御さんに伝えたい。