ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

強くなれないパン

強くなれない。

 

駅で故意に突き飛ばされて

「やめてください!」って言ったら

「急いでんだよ!」って去って行かれてしまう。

急いでても突き飛ばしちゃダメだろと思ってももう遅い。心の中にモヤモヤが残る。

 

この前も、電車で隣に座ってたおじさんが、他の空いた席に移りたかったのか、寝てた僕と僕のバッグを蹴飛ばして行った。

「痛っ!やめてください!」って言っても無視。

その前に2人席で足をぐわーっと広げててこっちが狭い思いをしてたこともあって、イライラしてたけどなんとか押し留めて

「偉そうな態度やめた方がいいですよ」と言うと、「何だとー!!」っと大声を上げられた。ビビって手足が震えた。

カバンを蹴飛ばしたのはあんたなのになぜキレてるんだと思うけど、もう関わらない方がいい。電車を降りても追ってくるような気がして振り向けなかった。

 

結局僕は弱い。

そして弱い人は攻撃されやすい。

そんな社会であってはいけないという思いと、そんなことより自分の身を守ることを大切にしたいという気持ちがないまぜになる。

 

さっきたまたまテレビで見たユーチューバー、とても身体が細くて驚いた。見た目にはとても強そうとは思えなくても、あれだけ稼いでると移動も電車じゃなくてタクシーだったりするのかな。そうなれば変なトラブルに巻き込まれることもないかもしれない、そう思った。