学校の9月入学が議論されている。
7年前に東京大学が提唱した際はどこも追随しなかったのに、こういう事態になると一気に流れが変わるのがなんだか皮肉だ。
前に見たハラリ氏のインタビューでも、大学のオンライン講義を進めようと長年言い続けたが実現しなかったにも関わらず、今回1週間で実行できたと話していた。
さて、議論されている9月始まり制度についてだけど、まず9月に始めるには7・8月には事態が収まっていないと準備もできない。
7・8月のオリンピックパラリンピックを延期した以上、その頃に動けるとは到底思えない。
というかさ、もうね、
「学年」って制度はなくていいじゃん?
勉強してもしなくても在籍していれば中3までは進級・進学ができてしまうのは良いことではないと思う。
逆にいうと既に学校に通わなくても学習できる仕組みは沢山存在している。
もっと早く学びたい人は学ぶべきだし、苦手分野の理解に時間を要する人はゆっくり取り組めばいい。
クラスの30人全員が決められたカリキュラムのスピードに合わせて学ぶことに何の意味があるのだろう。
自分のペースで学習をするということは、自分の得意を見つけ、将来の希望を見据えることだと思う。
もちろんその代わり、ある程度基礎勉強をしていないと世界は開けないというのも大事。
一人ひとりの学習ペースが尊重されることで、遅れている人の学習を貶めることもなくなるのでとても良いことなんじゃないかなぁ。