ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

テイクアウトパン

ステイホームの時期に何軒かテイクアウトで食事を注文していて気づいたことがある。

 

まずウーバーイーツが始まった頃にも思ったことだけど、近所で見かける“気になるけど入りづらい店”の料理を注文して、もし美味しかったら今度は店に入ってみようと思うきっかけになりうる。

前に住んでいた家の近くに「ペルー料理」と書かれた小さな店があったんだけど、結局1度も入らなかった。どんな料理が出てくるのか気になるからもし当時テイクアウトとかウーバーイーツがあれば頼んでみたかったなと考える。

 

近所の店の料理を持ち帰って食べる。無駄な追加注文をしないという意味では良いかもしれない。足りなければ家にあるものを食べてもいい。ただ、寿司だけは腹の具合でもう1貫いこうかなとか、さっきのネタが美味かったからもう1貫頼もうとかができないのは残念だ。

 

そして何より「美味しかった」を伝えられない。料理を提供する側としては客のこの言葉が励みになるだろうことは容易に想像がつく。満腹の表情で会計を済ませ「ごちそうさん」と店を出る姿を見たい店主さんも多いんじゃないだろうか。やはりテイクアウトで美味しかった店には後々また行くべきだなと実感する。

 

この前近所の定食屋ではテイクアウトを取りに行くと少ない席だが満席だった。注文してからなかなか時間がかかるなとは思っていたが、客足が今まで通りに戻って尚テイクアウトの注文まで取ってればたった2人の定食屋は手が回らなくなるのも当然だ。だけど緊急事態宣言の解除だとか東京アラートだとかで人の出入りの波がある現状ではまだまだテイクアウトを終了にもしづらいはず。この店も美味しいので応援したいが、今度は時間をずらして注文しよう。

f:id:mumusanopinojr:20200610225305j:image