ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

医療従事者に感謝するパン

建物の入り口にアルコール消毒液が置いてたり、ピッて体温を計ったり、感染症対策してますのステッカーやポスターを貼ったり、ちゃんと高い意識でやってるところもあると思うんだけど、何というかほとんどの人が「やってる感」出してるだけのようにも思えるんだよなぁ。

 

だってさ、そうでもしておかないと糾弾され批判され下手すりゃ大変な騒ぎになりかねない訳で。チェック項目を記入してプリントアウトするだけで感染症対策ステッカー貼れるんだから本当の効果なんてわからない訳だ。

 

僕は僕で外では暑くて到底マスクなんてつけていられないし、別に人通りの多いところは歩かないのでマスクつけていないけど、「マスクつける気はありますよ」を示す為の薄いマスクを耳にかけている。マスクを持ち歩いてない訳じゃないことをお偉い世間様にアピールしている。馬鹿馬鹿しいのは百も承知だ。

 

最近はなにかと「医療従事者に感謝」が増えてきた気がする。初めは「フライデーオベーション」と言って金曜日に拍手をしたり、ブルーインパルスを飛ばしたり、この頃は全国各地で花火が上がるようになってきた。すると、医療従事者へのメッセージを紹介する地方のホームページには長々と「本日◯◯県は感染者◯人、◯◯県は◯人…」と長々と新聞の情報を書く人が現れたりした。

この調子で「医療従事者に感謝」と言っておけば何でもアリになっていくんじゃないだろうかと歪んだ僕の頭では考えてしまう。「医療従事者に感謝を伝えるクラクション」と題して街中で長々とクラクションを鳴らすのもアリになっちゃ困るんだけどなぁ…。

 

ふと考えたことを羅列してみた。

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