僕の住んでいる自治体でも「プレミアム付商品券」を発行することになった。
「プレミアム率50%」を謳っているので例えば1万円分買えば1万5千円の商品券として使うことができる。
ちなみにどこの店舗で利用できるかはまだ決まっていない(それじゃ困る)。
そしてこの商品券は発行総額が決まっている。そりゃあ行政だって予算を組んでいるので当然だ。ということはつまり、発売日に取り扱い店舗や専用サイトから“先着順で”購入という形だ。
サイトには「1人につき上限3万円」と書かれているが、一般的な感覚で3万円以下の購入にする理由が見当たらない(よほど生活に困っているとかあるかもしれないけど、そういう人は多分行政の別のサービスを頼る方がいい)。
この“先着順”というのが問題だ。
同じことをした他の地域ではどうなっているか知っているだろうか?
発売日は朝から取り扱い店舗にお客さんが殺到、あっという間に売り切れた挙句、後から来た客にいちいち完売の説明をしなきゃならない始末。
商品券が一部の人にしか届いていない為、持っていることが珍しがられるという状態だ。
すると手に入った人の中には冷たい視線を怖がって使いづらくなってしまう人もいるだろうと想像がつく。
こういった実態まで調査しての企画なのかと疑問に思う。
僕の住む地域でも当然取り扱い店舗に人は集まるだろうし、専用サイトも売り切れた結果コールセンターに問い合わせが殺到するのは目に見えている。その日の受付の仕事だけはやりたくないな。
ちなみに「市内在住者以外の通勤・通学者は2日後から購入可能」となっているが残ってる訳ないじゃん。どういう予定になっているんだろう。
3万円(50%の還元を入れて4万5千円)を一部の市民に配るのではなく、発行金額を市内の人口で割った1人あたり5千円を全員に配るというのはどうだろう?
実際、市民全員に5千円ずつの商品券を配っている自治体もある。その方が不公平感は生まれないし、住民税を納めていてよかったと思える筈だ。