ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

数字から状況判断するパン

僕の地元の新型コロナ感染症対策本部がTwitterで毎日最新情報の発信を続けていると言うので見てみた。

 

正直言ってがっかり。

「県内の感染者数◯◯人」と並べて「◯◯市・◯人」と市町村別でわかるようになっているのだが、その感染者数というのが累計”なのだ。

 

マジか…

開いた口が塞がらない。

 

3月4月に感染発覚した人を未だに数に入れてどうするんだろう。

累計では数は増え続ける一方なので、徐々にウイルスが自分達に迫っているような恐怖を煽ることにもなる。

今すぐに「1日ごとの感染者数」を大きく表示し、できれば退院した患者数などどれだけの人が無事で重傷となる確率がどれだけ低いかを示すようにするべきだと思う。

 

実はNHKのニュースサイトでも3月当初は主に累計感染者数をグラフで載せていて「1日ごと」をクリックしてようやく日々の感染者数が見れる形式だったのだが、4月頃に逆にしている。

東京都の感染症対策サイトでも、現在の入院患者数とその軽症・重症の内訳、退院数を日々更新している。

 

その他にも検査数や人口の増減など様々な「数字」から状況判断をすることの重要性を今回みんなが学んだはずだ。

多面的に情報を得ることを地方自治体も意識して取り組んだ方がいい。 

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