いつも聴いているラジオ番組の出演者の1人がApple製品大好きで、新製品が出る度に手に入れてはその良さを語っていた。
それは定番化していき、最新機種の新機能について熱く語るのが割と面白かったのだが、先日iPhone12発表時に急に終わりを告げた。
なんと、iPhone12の目玉である5Gがまだ日本では完全に使いこなせる状態にないので買う予定がないことと、そもそもiPhone11も実は買ってませんという独白によって突然のApple離れを宣言してしまったのだ。
その人にとってかつて魅力的だったApple製品がこの頃は期待外れの存在になってしまったのだと思う。
これを聴いて気がついたのが、人が作ったものに傾倒するといつか必ずそれを失う日が来るということだ。
Apple製品でもそうだし、好きなドラマやアイドルにも終わりはくる。自分の思い通りにならなくて冷めてしまうこともある。
いや別にそれを批判する訳じゃない。僕が近鉄から楽天ファンに移ったきっかけである岩隈久志も引退を発表した。寂しいけど受け入れるしかない。
僕の友人に樹木が好きという人がいる。先日ラジオで話していた学者さんは昆虫が好きだと言っていた。
そうか、これだ。
自然が好きというのは最強だ。
いつまでも新しい一面を見せてくれて飽きさせないし、自分のものという考えに至りづらいので期待値も低い。
自然を好きでいる人を羨ましいと思った。
そう考えながらりんごを齧る。