最近、毎朝ドイツのニュース番組を観ている。
連日続けて同じ時間帯のニュースを見ているとトピックの並びや費やす時間によって重要度が伝わってくる。
この頃はドイツの再度ロックダウンがトップニュースになっていて、学校でもマスク装着が義務化され学生が一斉に窓を開けて換気をしている姿が映し出された。
その他フランスのニースでのテロやアゼルバイジャンとアルメニアの戦いの速報など国際的な話題も扱われ、最後にその日の新規感染者数と天気予報が読み上げられる。
試合があればサッカーの結果も伝えられたりする。
そんな中で見つけたニュースの画像がこちら
ハロウィンかな?と思うかもしれない。
確かに日本ではどのチャンネルも10月31日の渋谷など人が集まる場所を映しては報じていた。
「コロナだから集まらないでと言ってるのに」という論調のメディアもそれを撮りに集まっている状態。
しかしこの写真は違う。
ポーランドで中絶法が強化されることに対するデモ活動でこれだけの人が集まっているのだ。
コロナだから集まらない方がいい、ということに変わりはないが、それでもそこに集まっていることに強い意志を感じる。これぞ報道写真だ。
楽しいから盛り上がるからという理由で集まって、楽しんでる人を非難したいからという理由で取材に行くのとははっきり言って程度が違いすぎる。