地元に帰らなかったこの正月、各地にいる親戚をZOOMでつないでオンライン新年会を実施しました。
1年間会えていない親戚が画面の向こうに揃っていて、おばあちゃんは元気そうだし、いとこの生活の様子も見れ、幼い子供の成長を感じることもでき、大成功でした。
ただ一つ、気が付いたことがあります。
2歳にも満たない子供にはオンラインでの中継は難しいんじゃないかということです。
参加する親戚は画面に映った子供に向かって「〇〇ちゃーん!」と手を振ります。大人はそれぞれ手を振っているだけのつもりかもしれませんが、子供の側の画面ではいくつもの窓のそこら中でみんなが手を振っている状態、いったいどこをみればいいのか混乱します。その上、スピーカーからいろんな声が混ざって聞こえてくる、子供じゃなくても慣れていないと困るシチュエーションです。
この子供たちが大きくなる頃には、もっとオンラインでのコミュニケーションが一般的になり、実際に対面するという機会が減る社会になるでしょう。確実にオンラインデビューは僕らよりも早いはずです。しかしだからといってそんなに幼い時期から慣らす必要はありません。まだまだ幼い子供は、1対1で相手の話を聞き、自分の気持ちを伝えることだけでも練習段階にあるはず。それから複数人数の場でのコミュニケーションを体験、それからオンラインでも1対1で実際に会うこととの違いをケアできるようになって、ようやくオンラインで複数との会話に挑戦できるように思います。
家を建てるのと同じように、成長にも発達段階という計画すべき順序があるのではないでしょうか。