「食」について深く考えさせられた。
https://www.youtube.com/watch?v=thWSPgR7Wqg&feature=youtu.be
この動画でレストランの吉田シェフが話す事が心に響いてとてもいい。
彼の話を聞いていると、いつの間にか僕らは料理や食事というものを「作業化」しているということに気付かされる。
どんな肉も野菜も本来全く同じものなんてひとつとして有り得ないのに、マニュアル通りの分量の調味料や焼き方で調理し、コンビニやファミレスには何故か“同じ”商品が並んでいる。
自分の無頓着ぶりを強く恥じた。
シェフの話から、農家の方は自然という人知の及ばないものを相手に生産していることや、僕らが動物の命を奪って肉をいただいていることを実感した。
そんなことわかってると思っててもついつい忘れてしまう。こういう話は何度も聞かなくてはと反省する。
そして今度はこんな記事に出会った。
WEB特集 卵が値上がりする? 事件記者、真相を追う | NHKニュース
卵が1パック100円代で買えることの背景を知った。
いや、正確には「知ってたけど目を逸らしてた」のかもしれない。
卵を産むためだけに狭いケージに詰め込まれた鶏の姿を当たり前としてしまっている。
撒かれた餌に食らいつき、卵を産むだけ産んで、終わったらさようなら。
そうやって安く出回った安い料理をファストフード店で短時間で消費して、また仕事に戻って、働けなくなったらおさらば。
同じじゃん…。悲しくなるよ。
まさに僕が仕事の昼休みにこの記事を読みながらスーパーで買った安い惣菜を食べてたから。
だからといって、記事にあるような6個238円の卵を毎回買うような生活が出来るような収入ははっきり言って“ない”。スーパーで1円でも安く卵を買おうとしてる人は多いし、そんな人は産地や養鶏場のことを考えてはいられないだろう。
おかしなことだけどこのまま安く生産してもらうことになってしまい、養鶏業者は潤わない。
他の生産業も同様だろうと想像はつく。
まさに「卵が先か、鶏が先か」って問題だ。