意外と面白かったのでここに共有しておきたい。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/dai46/gijiroku.pdf
実は前回から1年以上の間を空けての開催とあって前半は安部首相も同席で行われた。
コロナ禍におけるオンライン学習の利用についての利点と課題、教育の在り方について18人の有識者と萩生田文部科学大臣が一部リモート参加にて話し合われた。
しかし読んでいて疑問に感じたことがある。「会議」と言いつつ発言は一人ひとり順番に2~3分程度の意見を交代で述べるだけなのだ。誰かの意見について別の誰かが掘り下げることは一切ない。後に当てられた人が若干触れる程度だ。
とはいえ、各有識者の意見はそれぞれかなり面白かった。それについては後ほど取り上げるとして、様々な立場から様々な課題が浮かび上がった当”会議”は最後に座長がまとめあげる。
資料4の2ページ目を御覧いただければと思いますが、この実行会議の下に、初等中等教育ワーキング・グループと、高等教育ワーキング・グループの2つを設置して、それぞれの専門家等を交えて議論をしていってはどうかという提案でございます。
つまり会議前に配られた資料に書かれている2種類の「ワーキング・グループ」による会議をしましょう。
誰がそのワーキング・グループを構成するのかということが大変重要でございますけれども、この点につきましては、申し訳ありませんが、大臣と私との方で相談しながらメンバーを選定させていただくということで、お認めいただければと考えておりますが、いかがでしょうか。よろしいですか。
そしてその会議のメンバーはこっちで決めときますよってことだ。
議事録にはこの下に
(「異議なし」と声あり)
と書かれている。
え・・・、最初から資料に書かれていたことに誰も意見せずお終い、こんなのを「会議」と呼んでいいの?
それまでの有識者の意見や提案は何だったの?
どうやら、
先ほど御指摘のあった9月入学問題、これは、高等教育側の入学選抜の在り方の問題でもありますけれども、中等教育をどう終えていくかということでもあり、また、同時に就職活動にも多大な影響を及ぼすということですから、こういったものは、高等教育ワーキング・グループで御議論いただくと同時に、合同ワーキング・グループであったり、全体会議で御議論いただく。こういったものを柔軟に組み合わせながら効率的に議論を深めたいと考えているところ
だそうだ。
いや何言ってんの?「高等教育グループで議論いただくと同時に合同グループや全体で議論いただき、組み合わせながら議論を深めたい」???どういうことでしょうか?
僕が受けてきた教育ではこれは理解できないんですが・・・。
でも教育に関するスペシャリストの方々はこれに「異議なし」だそうだ。流石です!
あと萩生田大臣。最初に
児童生徒1人1台端末や通信環境の整備を行う「GIGA スクール構想」の推進など、必要な対応を進めてきております。
と言っておきながら最後は
「GIGA スクール」とは、別に私が偉そうに始めたわけではなくて、
と弱気になるのはどういうことなんだろう。嫌だったのかな。
明日、議事録の中で個人的に良いなと思った発言を取り上げる。