『鬼滅の刃』が流行ってることは知ってる。
それを受けて世の中に様々な影響をもたらしているという。
菅首相の「全集中で答弁します」はその最たるものだろう。無意味な迎合はやめてほしい。
そんな中、幼稚園の劇まで『鬼滅の刃』の影響を受けているという。
どうやら岡山県の園で『桃太郎』をしようとした際に“子供達がやりたいと言って”桃太郎と炭治郎と仲間たちが力を合わせて鬼を退治する物語に作り替えたとか。
そうなるともう『鬼滅の刃』を観ておかないと幼稚園の劇に参加できなくなってしまう。
ファンが多い一方で、大人が見ても血が飛び交ってちょっと嫌だなという声もあり、僕の知り合いの小学生には気持ち悪くて見るのをやめた子もいるアニメだ。
映画もPG-12指定されており、保護者と一緒に観ることが勧められているくらいの作品が、幼稚園の段階で必修科目とされていることになかなか疑問を感じる。
そういったポイントをクリアした上で園がこれでいこうと判断したなら特に否定することもないけどちょっと不安はありそう。
というのも、この園に子供を預ける親が
「うちの子は鬼でした。誰もやる人がいなかったので」と話しているように、園児のほとんどが桃太郎や炭治郎などの“正義のヒーロー”になって悪である鬼を成敗したい気持ちの強さが現れているように感じるのだ。
これって、昨今の日本社会における不祥事を起こした芸能人を叩きまくったり、モラルのない一般人を特定して炎上させたりするアレな人々を育成していることになるんじゃないだろうか?
それは想像が飛躍しすぎだと言われるかもしれないが、正義を気取って悪を懲らしめることの気持ちよさに心酔しないようケアするのが大人の役目だと思う。そこまでしてるとは思えない。