ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

読解力パン

前にかなり上から目線で

「読解力ねぇなぁ!」

と罵られた事がある。

 

僕は読書家とは言えないがそれなりに本も新聞も読んでいるつもりで、少なくともその台詞を発した人よりは文章とか言葉というものに対して真剣に向き合っている自負もある。

 

彼とのLINEでの会話の中で、向こうから発せられた内容が理解できなかったため確認をしたところ、上記の台詞を浴びせられた。

 

「読解力ねぇな」は強い武器だ。

これを言えば必ず立場は上になる。

「わからないお前が悪いんだ」という主張が通ってしまうからだ。

 

でも本当にそうか?

 

伝える側に落ち度はないのか?

 

話を伝える時に受け取る相手に伝わるよう最大限の努力をすることが重要ではないだろうか。

 

彼はあの時その努力をしたとは考えられなかった。

 

伝える側の怠慢を、受け取る側の読解力不足のせいにしてはいけない。