ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

キッチンパン

だいたい小学校高学年から英語に触れ始め、中学校に上がって本格的に授業やテストをするのが一般的だろうか。

 

僕が持っている語学のイメージは頭の中の「言葉の箱」に言葉やルールをどんどん入れていく感覚だ。英語でもドイツ語でも日本語でも。

生まれてから今日までずーっと日本語を使ってても、知らない言葉はどこまでもあるという意味で語学に終わりはないと思っている。

 

さらに付け加えると、正確でなくても相手に正確に伝わればいいと思う。

 

習いたての中学生が、

He is cooking in the kichin. 

と書いた時に、kitchenの正しいスペルを教えつつ、意味は伝わるので◯をあげる、そういう教え方はどうだろうか。

 

賛否あるだろうが、実際の社会はこんなことばかりではないだろうか。

相手が話しているのをいちいち遮ってまで訂正する人はいない。話の重要な部分に関わるなら指摘するだろうが、固有名詞が少し違っていたり、語順を間違えたくらいでは何も言わないだろう。正しく認識できればそれでいい。

 

本当に正しく、完璧な言葉を使いこなすことは母語であっても難しいのだから。

バツにしなくたっていいじゃんって思う。