先日、自分がこの世に産まれてから10000日を迎えた。
それを機に周りの人への感謝の気持ちをFacebookに投稿したところ、なぜか
「誕生日おめでとう!」
という謎のメッセージがいくつも届いた。
10000日目は誕生日ではない。
僕はこれが不思議で仕方ない。
文章にざっと目を通すことは誰でもやることだとは思うが、ほんの数行の文を勘違いする日本語読解力は本当に困る。
近頃よく日本語の読解力や理解力が下がっていると言われている。
その理由として、TwitterやLINEなどの短文での受信発信が増えたことと、興味を引く為に強烈な見出しを羅列するネットニュースが思いつく。
ほんの千文字程度の文章が「長い」と言われることに危機感すらある。
僕は対策として、子供の頃から本を読む習慣をつけることが重要だと考える。
絵本の始まりから終わりまで通して初めてそこに書かれた物語をしっかり理解する。
子供に沢山の絵本を読んであげてほしい。
しかし、それを担う保育士自身が絵本を読んでいないと聞いた。
保育士にとって絵本のハードルが高いと子供が触れる機会も当然減ってくるだろう。
そんな保育士にも手に取ってもらえるようにわかりやすいタイトルや派手な見た目の絵本が増えている。
これではネットニュースの見出しと同じではないか?
派手さはなくてもしっかりとした物語と丁寧に描かれた絵が合わさった長年愛され続ける絵本の古典が沢山ある。
そういうものに触れた子供達が、将来親になってまた子供に良い絵本を読ませる習慣をつけていくのだと思う。
印象的なぱっと見の情報だけでわかった気になるのではなく、正しく文章を理解するためには、正しい言葉で書かれた本を読むことが一番の近道だ。
大人も子供も本を読もう。