ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

壁の外側パン

昨日、一昨日と書いてることの続き。

 

誰かの居場所を勝手に決めたくないし、自分の住処を勝手にカテゴライズされたくないという思いがある。

 

昔つるんでた沢山の人達の中で、当たり前のように少しずつ仲のいいグループができていって、全体としてのまとまりはありつつそのグループの結束が作られていった中で、僕は僕で当たり前のようにグループ関係なく誰とでも仲良くしているようなポジションでいた。

 

ある時からその中の1人のことを数人で陰口とまではいかずとも笑いのネタにすることがあって、その人はいじられるタイプでもなかったから何かそこには陰鬱なものがあって、それはその後も時々話のネタになっていくというのが個人的にはあまり好きではなかった。

 

僕から見るとその人はある種の壁の外に追い出されたような形であって、それはそれで別の世界で生きているような感じがあった。

 

そして時は過ぎ今は自分がその壁の外にいる。

 

なんというか、気づいたら外にいた。

1年くらい前から気づいてはいたが、年に何回か「外側」を意識させられる。

何かしくじったんだろうな。

 

一旦外に出されると、今まで「内側」にいたことは全部無かったことになるらしい。

いや、「内側」だと自分が勝手に受け取っていただけなのかもしれない。

 

ただ、外側だと認識したことで自分の中の解像度は上がった。

この世界は壁の外側の方が広い。

 

クイーンの有名な曲“We are the champion”の「チャンピオン」という言葉は実は「勝者」ではなく「闘う者」という意味だという。

 

壁の外にいることを誇りに感じ、挑戦を続ける。

 

壁の外に出されたんじゃなくて、自分の意思で外にいる。

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