映画紹介。ネタバレなし。
『母なる証明』
今年のアカデミー賞で注目を集めたポン・ジュノ監督の10年前の作品。
知的障害のある息子と2人で暮らす母親の話。
ある日突然起きた殺人事件の容疑者として息子が逮捕されてしまう。しかし障害のせいもあり純真無垢な性格の息子が人を殺すはずなどないと信じる母親は、なんとか息子にその日の出来事を思い出させ、思いつきうるいろんな可能性を当たっていく内に警察の怠慢や女子高生の援助交際などの社会の暗部に直面していく…。
少したりともクライマックスに繋がることは書きたくなかったのでこのくらいにしておく。
元々韓国映画はほとんど見てこなかったけど、この監督の作品は本当に面白いと思った。
『パラサイト』『オクジャ』と同様に社会問題に切り込みつつも次の展開が読めない引き込ませる作りがお見事。最後には開いた口が塞がらなくなってしまった。
まだ観てない方は是非。