NHKの特集より
息子が女の子になりたいと言ったら、という母親目線の話を読んだ。
かわいい物や色やスカートが好きな男の子は周りから変わり者として見られ、いじめの対象になってしまうだろうとは想像がつく。
それでもこの母親がかなり早い段階から子供の理解者であったことは救いだよなぁ。
例えば、子供が自分の本当の気持ちを隠していて、実はこういうのが好きなんだと話すタイミングが後になると親としては驚いたりショックを受けたりするのかもしれない。
こういうのを“カミングアウト”と呼んだりするけど、そうやってハードルを設けるから余計に言い出しづらくなるんじゃないかなぁ。ただ単に「好きな物を好きだと言う」それは当たり前に誰でもしていいことなんだって世の中でありたい。
僕はこういった記事に関心があるからそうかと思いながら読んだけど、ほとんど関心もなく理解もない人だとどうなんだろうか。
それでも自分の子供がそうだったらやはり理解して守ってあげたいと思うだろうか。
そもそも関心のない人ってそれまで周りに実際の性別と気持ちが離れた人がいなかったんじゃないだろうか。いや、“いなかった”というより、そういう人が気持ちを打ち明けられる環境が無さすぎたんじゃないだろうか。だから“知らなかった”んじゃないだろうか。
そしてそれは性別以外にもまだ沢山言えることなのだろう。
誰かが悪い訳じゃないんだけど、自分が知らないことで悩んでいる人がもしかしたら近くにいるかもしれないということは、常々気をつけていたいと思う。