子供の頃から競争の中で生きてきた。
親はクラスの成績順位を常に気にして「勉強しなさい」と言っていた。
高校受験も、近隣で1番高いレベルの学校を受けさせられたし、
予備校では、模試の成績と偏差値が上がらないことに焦っていた。
成績優秀な同級生、有名大学に通ういとこ、勉学に限らずありとあらゆるところで他人と比べられてきた。
「競争社会なんてどこにあるの?」
「競争したい人はすればいい。好きなことをしたい人はすればいい」
競争社会そのものを否定する訳ではなく、競争が得意な人はその中で切磋琢磨して高みを目指すのがいい。その代わり、苦手な人は好きなことを突き詰める生き方もあるじゃないか、ということ。
今日見た映画「ムーンライト」の中に、「自分の道は自分で決めろ。周りに決めさせるな」という台詞が出てきた。
高校受験も予備校も親に決められてきた自分の戒めとなる言葉。
しかし大学でドイツ語を学ぶことを自分で決め、結果としてそれが今に繋がっている。
自分で決めることの重要性を今年はひしひしと感じている。