ローラが辺野古の基地建設に反対する署名運動に言及したことで、タレントの政治的発言の正否が問われ始めた。
本当は辺野古の基地建設の正否を問うべきだと思うが、今のメディアと世論ではそんなこと期待もできない。
そこで、
「タレントの政治的発言はアリか?」というくだらない論争について考えてみる。
この論争をしている有名人が、今まで下に見ていたタレントの発言を否定しているだけのようにも感じる。
普段から意見を言っている立場が上の人に対しては文句を言えないのだと思う。
そもそも、タレントである前に誰しもが国民であり納税者なのだ。
「タレントの政治的発言」ではなく、
「1人の国民の意見」なのだ。
民主主義の世の中で、その発言が封じられていいはずがない。
同様に全ての人は意見を言う権利を持っていると思う。
なので、基地建設に賛成する人も発言をしていい。
意見や立場の相違に関係なく、相手を尊重する態度が必要なんじゃないかな。
近頃は相手を右だ左だとレッテル貼りしてそれだけで拒むことが増えてしまっているが、大事なのは議論・対話をして、より良い中間点を探すことじゃないだろうか。
そして議論が終わると「またな」と別れられる爽やかさがあった方が気分も良いんじゃないだろうか。
僕は基地建設に反対して署名をしたが、沖縄に住む僕の友人は
“基地に賛成しているが今回の政府のやり方はおかしい”
という理由で署名をしたという。
話を聞けば聞くほど知らない角度からの考えを知ることができる。
その機会を自ら失うのはもったいない。