ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

拍手パン

僕は拍手をしない。

 

いや、正確には“いい加減な”拍手はしない。

 

大体の場合、人が登場したり何か始まったりすると観衆は拍手を送る。

先週国技館トランプ大統領が入った時も観客が拍手で迎え入れた。

 

僕はあまりこの拍手がわからない。

まだ何もしていない、今出てきた人に対して何故拍手をするのか不思議に思うことがある。

もちろん、演者本人の気持ちを高ぶらせる意味があるというのもわかるが、拍手でなく声援でも良い。

 

辞書には「賞賛や賛成の気持ちを表す」と書かれている。

だから僕は素晴らしいパフォーマンスを見せてもらった後でここぞとばかりに拍手を送る。自分はそれに感動したんだということを思い切り伝える。

 

トランプが出てきた時の拍手はトランプ支持者による「賛成の気持ち」なのだと捉えられかねない。

多分ほとんどの人は「有名人だから」って理由だろうけど…。

 

もちろんお金を払って見に行ったもののパフォーマンスに納得がいかなければ拍手をせずにブーイングをしてもいい。

ただし盛り上げる努力は大切だ。楽しもうともせずに「つまらない」と言うのは傲慢だ。

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