今日から「次世代住宅ポイント制度」の申請が始まった。
省エネ住宅や耐震住宅を購入したらポイント還元しますよ〜という見え見えの消費増税による景気冷え込み対策だ。
詳しくは公式ホームページで。
このページ内に「ポイント交換の対象商品」というページがある。
ここの「玩具」のページが気になった。すると
・男の子用のおもちゃ
・女の子用のおもちゃ
・知育玩具
の欄が用意されていた。
男の子用のおもちゃはパズルや乗り物、組み立ておもちゃなど、
女の子用のおもちゃはキッチンなどのままごと遊び…
まだこんなことを言っているのかとうんざりする。
女の子だって乗り物で遊んで良いじゃないか。
さらに知育玩具のページでは、雑なアルファベットのパネルやたった14ピースの積み木などが並べられている。
木製であることや「知育玩具」と呼ばれるだけで良いものだと思わせる効果がある。
そういえば先日たまたま見たカジサックの動画で、奥さんが子供用の枕を選ぶ際に「眠育だって!」と喜ぶ場面があった。謎の言葉に何の疑問も持たず、子育てに良いものに違いないと思えてしまう感覚は割と一般的なのではないだろうか。少し問題だと思うが。
子供を育てるということはとても大変なことで、もちろん誰もが良い子に育てたいと思うものだろう。そんな親心を利用したような言葉に振り回されないように物を選ぶ必要があると思う。
そうして物を選ぶにあたって、「これはどう」「あれはこう」といくつか比べる選択肢があることが重要だ。
その点で先程の「玩具」のページを見てみると笑えるくらいに同じメーカーの商品“だけ”が並んでいる。選択肢がない!
こんな感じなので次世代住宅ポイントなんてあてにせず、自分で良い商品を選ぶことをお勧めしたい。