ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

素朴な疑問パン

とりあえず全く関係ない写真を載せてから本題に入る。

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もう2ヶ月以上も感染症対策について動き回ってて、立ち止まる暇もないのはよくわかる。

 

しかしこの期間内に日本政府がしてきた

クルーズ船乗客への対応、

検査制限やクラスター潰し、

全国の学校休校要請、

感染症対策特別措置法の改正及び緊急事態宣言、

商品券配布や一世帯マスク2枚配布の提案などの“足りない”支援など、

 

これらの決断の根拠と検証が曖昧になっていることが気になって仕方ない。

 

誰と誰が、どんな会議を経て、何を根拠に、誰の承認を受けてそこに至ったのか、そのプロセスが明らかにされていないのはおかしくないか。

そしてその決定事項は本当に正しかったのか、より良い策があったのではないか、何度でも検証していくことも必要なのではないだろうか。

 

「今は検証などしている場合ではない」

そんな声も聞こえてくる。だけど、検証もしつつ次の対策も練らなくてはいけない、当然だ。

そして今や日本国民のほとんどが知っているように、日本の政治家の多くは後日何らかの追及を受けた際にすぐ記憶をなくしてしまう。

絶対に今、彼らに具体的な説明をさせなくてはならない。逆に今説明できないことを政府にやらせてはいけない。

 

ドイツのメルケル首相は外出制限によって国民の生活を狭めることについて「私たちの政治的決定を説明し、人々の理解を得ること」を条件とするような発言をしている。

これが国のトップの正しい態度だろう。

「理由は言いませんし、補助も出ませんが外出は控えて下さい」なんて言葉では従わない人がいるのも当然だと思えてしまう。

 

国民はもっと彼らに「なぜ?」を投げかけるべきなのかもしれない。

なぜ休業補償は出ないの?

なぜ108兆円なの?

なぜ都市封鎖はないと言い切ったの?

幼い子供のように「なぜ?なぜ?なぜ?」と。

 

彼らの意思決定の根拠が示されない限り、賛成も反対もしようがないのでは。