あんまりネットで話題になってるからブログの題材に選ぶというのはしたくないんだけど、「ノーマスク運動」に既視感があったので書く。
どうやら
コロナウイルスはただの風邪だとか、
症状が出てない限り感染とは呼ばないとか、
マスクやアルコール消毒液の会社が儲かるだけのデマだとか、
その他様々な意見に幾らかの賛同者がいて活動をするようになっていったようだ。
彼らには感染症によって死んだ方の数やただの風邪でさえうつされると辛い気持ち、更には理由があってマスクをつけられない人が世間から向けられる冷たい視線などのことは全く気にならないらしい。
この流れって、あれじゃん、
「地球平面説」と同じじゃん!
世界の大半の人が地球は丸いと理解している現代において、その説を否定しデマや陰謀説と流布し平面説を立証しようと活動する一部の人々に共感する人が増えていった様子とよーく似ている。
詳しくは去年ここに書いたのでよければどうぞ。
大事なポイントは誰にも悪気がないことなのかもしれない。
人間は誰でも得た知識の順番が違うだけで、一方が正しくてもう一方が間違いだと捉えてしまうものなのかもしれない。
いろんな情報が錯綜する中で最初に納得したものに近いことばかりを信じてしまうのかもしれない。
少し違うのは、地球が球体であることに比べコロナウイルスについては現状まだ確かなことが判明していないところだ。
だからこそ僕らは情報の精査を個人でしていかなくてはならない。実際、彼らの言うように“超危険”なものではないかもしれない。とはいえしかし高齢者を中心に“重症”に至るケースは起きている。これらの情報からするとやはり“何も対策をしなくていいもの”とは言えないものの、人間の健康状態を考えると“ずっと家の中に篭っていることが最適”とも言えない。要はバランスだ。
大事なのは「自分は感染してもいい」という考えではなく、「誰かを感染させてしまわないか」という想像力だと思う。だからマスクをつけ手洗いをして触る場所に気をつけながら外出はすればいい。
ついでに言うと「自分は感染したくない」に強く傾いてる人も危険だと思うけどね。