ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

イメージで話すパン

美容室で行われる「テキトーな会話」が物凄く嫌いだ。

 

仕事でドイツに行く話をすると

「ドイツってビールが有名ですよね」

えっ!?なにそれ。

「地方によってビールも全然違うんですよ」

「へぇ」

ビールの話振っといて興味ないの!?

 

最近またドイツ語の勉強を頑張ってる話をすると

「ドイツ語って難しいですよね〜」

「あ、やったことあるんですか?」

「ないんですけど、なんとなく」

えっ!?

 

イメージで喋ってるでしょ!

ドイツ→ビール

ドイツ語→難しい

みたいな。

 

マイボトルに何を入れてるのか聞かれたので

「普通の水道水ですよ。前まで毎日コンビニで水買ってたんですけど、無駄だなと思って。あとペットボトルの使用も減らしたいなと」と答えると、

「エコですね」

それだけかっ!

ペットボトル減らす→エコ

のイメージに当て嵌まったんだろうけど。

 

隣のお客さんと美容師の会話を聞いてても、

東京→感染者が多い

鬼滅の刃→人気

アベンジャーズ→シリーズ多い

のだめカンタービレ→面白い

イメージが先行してそれ以上の情報が出ず会話を深める気がないのがよく伝わってくる。

 

待ち時間にスマホで小説を読んでいると、

「小説読むんですか?」と聞かれたので

「最近電子書籍が便利だとわかってビジネス書と交互に読んでます」と答えた。すると、

電子書籍で漫画読む人も多いですよねー、鬼滅の刃読みました?」

えっ!?僕漫画読むって言ってないのに鬼滅?

ここから鬼滅の刃の話をされるのはキツいと判断してどうにか得意な話に持っていこうと、

「漫画は名探偵コナンしか読まないですねぇ。でもコミック98巻まで揃えてて次から電子書籍にするのは変ですよね〜」と笑いながら繋ぐと、

「コナンの黒幕って博士なんですかね?」

ほらまたイメージで喋ってる!!

コナンをあまり知らない人が必ず言うんだよこれ。本当は興味ないんでしょ!

 

場を繋ぐ為のテキトーな会話、やめたい…。

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