ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

ジェンダーパン

「男だから力仕事をすべき」

「女だから給仕をすべき」

っていうのは古い考えだと認識され始めてきた。

 

今の大人世代がそういったジェンダーの枠組みに囚われず子育てをすることで、更に変わっていくものだと思う。

「男の子は泣くな」とか

「女の子なら片付けをしなさい」といった価値観を押し付けることは減るだろう。

 

ただしいくら丁寧に子育てをしても、親戚や友人が無意識にそういうことを言ったりもする。

「男の子は元気が一番!」とか

「女の子だからキラキラが好きよね」とか。

 

そういう場面に接した時に、ちゃんと“この子は”を主語にして説明できるようでいたい。

もう男とか女とか決めつける時代ではなく、主語は本人ですときちんと伝えられるだろうかと不安にもなる。

 

ジェンダーのことを考えていると、ふとサザエさん一家が思い浮かんだ。

サザエさん一家では波平が台所に立つ場面はほとんどない。大抵フネさんかサザエさんが給仕をして、波平が「母さんまだかー」とか言ってるイメージ。

これを見て「男女平等の時代なのに!」とか言うのも少し違うよなぁと考える。

あくまでもこの家ではこれでバランスが取れているという一例だからだ。男性が収入を得て女性が家事をすることでこの一家は保たれている。そういう家庭もあっていい。急に仕事から帰ったマスオさんが「茶碗洗いをするよ」とか言う必要はない。

ただ、このアニメを観た子供にはこういう家庭もあるし、女性が働きに出る家庭もある、家族によって役割はそれぞれだと教えればいいだけのこと。

 

ジェンダーの枠組みを取り払うことに捉われすぎてもいけない。

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