「狩歌」というカードゲームがある。
適当にJ-POPを流し、その歌詞に出てきた言葉の札を取るという歌とカルタが融合したゲームだ。
話に聞くだけでも、面白そうだというのは伝わってきた。
しかし、実際買ってやってみるとそれ以上の面白さがあった。
まず、カードに書かれた言葉が本当にJ-POPによくありそうな言葉なのだ。これは言わずもがな。
次に、流れたその曲を知っていれば、次に続く歌詞を先読みして張ることができる。これが決まるとかなり気持ちいい。
更に、割と有名な曲でも2番の歌詞に入ると皆あまり知らなかったりもして集中力がグッと増す。この張り切る感じも面白い。
最後に、曲を丸々聴き終えた後でも尚、この言葉出てたよね?という後味が残る。
本当に使われているカードの言葉が絶妙なんだと思う。
他にも、同じサビが続くからと気を抜いていると変調して違う歌詞が流れたり、前のゲームの配置と今の配置が頭の中で混ざってしまっていたりするのも面白い。
百聞は一見にしかずと言うが、面白いとわかっていても本当の面白さはやってみないとわからないものだという発見があった。