ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

保育園の園庭パン

近頃悲しさを含む自動車の事故が多い。

 

昨日の件に関してはテレビでもラジオでもネットでも様々なことが言われている。

 

ドライバーの脇見運転。

自動車自体の安全性。

ガードレールなど歩行者を守る仕組み。

そして保育園の日常生活。

 

どれがという訳ではなく、どれも今一度考え直してより良くしていくことに社会は尽力しなければならないと思った。

 

まさに今朝のラジオで保育の現場について話されていた。

それは僕自身も都内の保育園を何軒も見てきて気づいていたことだった。

 

園庭が狭い!

 

「保育園落ちた日本死ね」以降、待機児童の問題が大きく取り上げられ、都内に保育園が沢山作られた。

しかしその中には単に子供を預ける場所を用意しただけで、子供達が育つ環境を作ったとは到底言えないものも多い。

実際、園の中庭で真ん中に大きな柱の立った歪な形のスペースを「園庭」と呼んでいるものを見たことがある。

 

結果として、子供がのびのびと遊べる広場が充分にない園は毎日近所の公園に出かけていくことになる。

昨日の件もその移動中の出来事であった。

 

日頃の保育士の働きを労う「#保育士さんありがとう」という言葉が流行ったが、社会は保育士の仕事をもっとよく理解しなくてはいけない。

保育園をただの「入れ物」と考えるのではなく、「育ちの場」であるという認識の元、より良い環境作りとその為の試行錯誤が必要だ。

広い園庭もその中の一つだと思う。

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