全裸監督、面白い。
村西とおるも黒木香も知らなかったけど、こんな人がいたんだという衝撃があった。
話したいことは山ほどあるけど、何よりもエロを人間の自然なものとして扱うということに感銘を受けた。
女性が主体のセックスがあってもいいし、演技じゃなく本気の表情を出したいということもわかる気がする。
しかしそこには本番強要のような問題も付随するということもわかる。
要するに大切なのはコミュニケーションそのものだってこと。
先日、あいちトリエンナーレで様々な“愛”について対話している中で、
「変な話ですけど…」
と前置きした上で、自分がセックスは悪いことのように教わってきたこと、日本では子供にセックスのことを教えないこと、もっと当たり前に話せる社会の方が健全だということを話した。
それを話しながら「変な話」って前置きをした自分が恥ずかしくなった。
当然その場で急に性の話をするから前置きが必要かなと配慮したものだけど、主張する内容と矛盾していて気持ち悪かった。
黒木香が家を出るまでの物語を見ていると、自分も好きなように生きるべきなのかもしれないと思えてくる。
服は脱がなくても、心は真っ裸でいいじゃん。