ドイツ人目線で日本を取り上げるAsienspiegelが流行語大賞の記事を載せていた。
この記事の書き出しが面白い。簡単に訳してみると、
日本は「ワン・ヒット・ワンダー」(一発屋・一過性)の国だ。
人気者や流行が現れては消えていく。
今日売れているものも明日には忘れ去られていく。
日本語は気まぐれで、新しい単語や表現がすぐに社会に入ってくるので、何か見逃すんじゃないかという心配を常に抱えていなくてはならない。
と、かなり皮肉っているのがわかる。
これといった確固たるものはなく、みんなが話しているものを自分も知っておかなきゃ置いていかれてしまう、そんな焦燥感に駆られる。
いいんだよそんなのは。
一時の楽しみだけで飽きて次から次へと話題を乗り移ることなんて全く意味がないんだよ。
人が人である為には、生きていく上で出会った物事を心の中に積み重ねて沢山沢山引き出しを作ることが大切なんだと思う。
毎年毎年当たり前のように流行語大賞を特集して、去年までの流行語を見返して「懐かしいですねー」とか言うの、やめたらいいのに。
全く知識を積み重ねてない。
一発屋芸人を蔑む風潮があるけど、そんなことより一過性のものに飛びついていく自分達をもっと省みる必要があるんじゃないだろうか。