世界中で大規模なデモが続いてる。
最初は声を上げるだけのものでも、段々と規模が大きくなるにつれて暴徒化したり、長引くことで警察側が痺れを切らしたりもする。
そういう海外のニュースを聞く一方で、日本のことを考える。
収入が少なくて生活は苦しい。
塾に行けなければ大学にも行けない。
就ける仕事も限られてて自分の暮らしで精一杯。
食事も睡眠も充分に取れず健康を損なっても病院にも行けない。
結婚も出産もできる余裕はない。
子供を産んでも保育園には預けられない。
中には高齢の家族の世話をしなきゃいけない人もいる。
障害者やその家族だって楽な暮らしじゃない。
災害に遭って今まで通りに暮らせなくなった人もいる。
ありとあらゆる様々な苦しい生活が想定できる中で、日本でデモは起こらない。何故か。
みんながヒーローを求めてるからだ。
アンパンマンから水戸黄門まで、日本には単純に困った人々を助けるヒーローが沢山いる。悪いやつが町を荒らして、ヒーローが現れて、平和解決するという勧善懲悪が大好きだ。
でも現実世界は違う。
ただただ困ってても誰も助けには来ない。
ヒーローなんて現れない。
自分が行動するしかない。
日本でデモを行うとヤバい奴だと見られるというのが納得いかない。それにデモ以外にも民主主義を発揮する方法はある。
生きる為には主張をしなきゃいけないんだと思う。
世界の若者から学ぶことは多い。