ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

挨拶パン

イタリアで感染者が急増した要因の一つに挨拶の文化があるという。

確かに彼らは互いの距離感が近くてハグやキスで挨拶をしているようなイメージがある。

 

それがどれだけ本質かはわからないけど、そう考えると握手すらしない日本式のおじぎが感染予防として注目されるのも当然かと思えてくる。

News Up ぼくらがおじぎをする理由 | NHKニュース

 

当然これが今後の世界共通の挨拶であるべきとは思わないけど、今回のような世界全体で気をつけるタイミングでは効果はあるだろう。

 

世界中には知らない文化や風習が沢山あって、教わることも多いはずなんだけどなんだか日本にいると自分達のやり方をどうしても曲げたくない人たちが目立つように感じる。

同性婚の件なんて最たるものだ。

そしてこの議論で「海外では〜」と言おうものなら「海外は関係ない」「それなら出て行け」と罵る人も見かける。親戚にも。

 

時代とともに考え方ややり方を変えることは生きる上で当然のことのはず。

でなければ人類は未だに毎晩苦労して火を起こす羽目になる。

隣近所、隣町、隣の国、遠い異国の地、様々なところで暮らす様々な人たちの生き方を知って良いところを集めていけばいいじゃないか。

 

どこかの副総理が言ってたな、

「一つの場所で、一つの言葉で、一つの民族、一つの天皇で」とかなんとか。

全く違う。

僕らは一人ひとり違った考えを持って生きてきている。そしてそれぞれの考えを伝えあうことでより良い方法に昇華させ、いつの時代も困難を乗り越えてきたんじゃないだろうか。

 

今は世界中で多くの国や人が困っている。互いに情報を共有して解決に動いている。その中で日本の挨拶が注目を浴びた。これは「日本万歳」という話ではない。みんなで互いの良いところを見ていって、相手の良いところは吸収していこう、そういう話だ。

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