ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

遠距離友人パン

毎週楽しみに聴いているラジオ番組の1つが、文化放送ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNews CLUB』だ。

 

淳の日頃のアイデアや幅広い興味が老若男女のリスナーを繋ぎ、毎週取り上げるニュースへの質問の角度も鋭い。番組後半には少し変わった分野からゲストを呼んでじっくり時間をかけてその話を聞くことでいつの間にかその人に興味を持つ自分がいる。

 

そして今日の放送で1年くらい前に出演していた「News CLUB会員」の男の子が再登場。

前回は付き合っている彼女と2人での出演で、これからニュージーランドに留学する為遠距離恋愛になると話していた。その際淳は「遠距離は絶対に失敗する」と断言していたのを覚えている。

そんなことがあっての今回の登場。男の子は1人だった。留学に行ってほんの2か月後、彼女に別の好きな人ができたという。

 

これを聴いて自分にも思い当たることがある。

前に友人同士だった男女が付き合い始めたことがあった。どうやら自分が引き合わせたらしい。周りから見てもいい感じだったようだけど、ある時彼氏が海外留学をすることになった。1年間。その間に彼女は職場の先輩に寂しさを紛らわせてもらう内に恋仲になっていた。

僕は「2人の将来の為に」と海外に行った彼に同情したけど、そういう計画を伝えていなかったらしい。

そして彼らと離れて暮らすうちにどちらとも友人関係が途絶えた。

 

結論として何が言いたいか。

それは遠距離恋愛ができない人とは遠距離友人にもなれないってこと。

数日かけて愛の言霊をやりとりしていた文通の時代とは違って、今はLINEで瞬時にやりとりができ、Skypeで顔を見ながらお喋りもできる時代に遠距離恋愛ができないなんて贅沢すぎる。

何故うまくいかないか、それはリアルタイムで繋がるツールがありながら、自分の思いを正しく相手に伝える技術がないから。それは表現力だったり語彙だったり優しさだったりする。コミュニケーションで大切なのは相手の視点に立てること。相手が受け取れないメッセージは何の意味も持たない。

そしてそういう人とは当然友人としても長くは続かない。そもそも、恋人を裏切るような人は友人なんてそれより簡単に裏切るだろ?と思ってしまう。

 

こんなに恵まれた時代で遠距離恋愛ができないなら、自分達に原因があると思った方がいい。

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