ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

古い時代のパン

古い時代の話を聞いていると面白い。

 

例えば胡椒が高級品だった時代、チキンを胡椒で真っ黒にして隣近所に対して金持ちアピールをしていたという。

 

それで辛くて食べられなくなるというのが馬鹿馬鹿しいなと笑い飛ばす反面、他者に対して見栄を張りたいという気持ちは古今東西変わらないんだなと納得してしまう所もある。

インスタのフォロワーが何人とかで影響力を誇示している人も笑い飛ばされる日が来るかもしれない。

 

また別の話で、医療も整っていない時代、子供は5人産んで1人や2人は亡くなるのが当然とされたこともある。もしかすると最貧国と言われる地域では未だにそういう感覚が残っている人もいるのかもしれない。

 

そういうシチュエーションでは命というものについての重みも違う。

兄弟の死を経て自分が生きていることへの幸運を感じて強く生きるのかもしれない。

逆にそんな時代を知ってこの歳まで何となく生きてこれた自分を見直すこともできる。

 

今では考えられない生活をしていた話はおそらく世界中のどこにでもある。

その時期の人々の思いを想像することで今の時代をより良く生きることができるのかなぁと抽象的なことを言ってみる。

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