ソートベーカリー

小麦粉をこねてパンを焼くように、頭の中で考えたことを文章にしていきます。

知性パン

Netflix「世界の今をダイジェスト」の“動物の知能”の回を見て、なんだか胸がスッとした。

 

どうしても僕ら人間は人間の立場からしか物事を考えることができない。

わかりやすい一例を挙げると、人間が目で見て物を判別するのに対してコウモリが超音波で対象物の大きさや距離を把握するように、まだ知られていないだけで人間には思いつかない能力が動物にはあるのかもしれないと気づかされる。

 

だから「知性」という言葉だって今の人間社会では文字の読み書きとか計算とかテストで測られるものを指すと思うんだけどそれって人間だけの話で、動物全体で言えば生きるために移動したり環境に適応したり群れを作ったりする能力のことなんじゃないかなと。

ひらがなが読めないからこのキリンはバカだと言うのはおかしな話で。

 

そう考えると例え学歴が良くなくたって他に自慢できる脳力があるとか、収入が少なくても共に助け合い生きていける家族や仲間がいるとかそういう“違う角度から”その人の良さを評価することができるようになるのかな。

 

あとは人間にだって人種の違い性別の違い文化の違い宗教の違いがあって一人ひとり全く別物なんだから、動物に対してもなんとか犬なんとか象とかの種類だけじゃなく“その犬”“その象”を見られるようになりたいなぁとか考えていた。

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