そういえば外国に高校野球はないなあと思った。
野球に限らないことだけど、アメリカやドイツでは学校とは別のところにスポーツクラブがあって、そこで練習を積んで大会で実績を残した選手がプロになるというイメージ。
けど日本は高校野球に代表されるように全国大会の常連校と呼ばれる名門校があったりして、プロになるにはそこから甲子園に出場して…というルートが一般的になっている。サッカーやラグビーもその点は似たようなものだと思う。
学校の部活が大きな重責を担ってしまっていて学業が疎かになっていることも多いし、部活で勝てないことを理由に顧問にクレームが寄せられるという本末転倒な話にもなってきているというのは何か勘違いしていると思う。
僕自身スポーツ部だったこともあり、練習や試合を通して努力や友情を育むことの意義はある程度理解できる。
とはいえ、それは学業に付随して価値のあるもので、そこからプロを目指すというのとは少し違っているようにも思う。
というか、日本でも小学生は地域のクラブチームに所属して野球なりサッカーなりを教えてもらうのに何故か中学生から学校別にチームを組むことになっている。不思議だ。どうしてそういう仕組みなのかと疑問に思うべきだ。
実話でもドラマやアニメでも、チームメイトが別々の学校でライバルになる、みたいな話を美談みたいに描くけど、不必要にそれが行われているような気もしないでもない。
地域のクラブチームからプロ選手が出るようになってもいいと思うんだけどなぁ。