息子の寿限無が生まれて7か月が経った。
どこで聞いた話だったか、生まれる前までは「子育ては減点法ではなく加点法を意識しよう」と考えていた。
どういうことかというと、自分が子供に対してやってあげられなかったことを数えるとどんどん不幸な感情に陥ってしまうから、それよりもやってあげられたことを数えていこう、という思考法なのだ。
しかしとはいえ、この7ヶ月間、ほとんど実践できていないことに気付かされる。
ついつい「あー、洗濯に昨日の服入れるの忘れてた…」とか、「離乳食準備できてない〜」とか、「もうこんな時間だ!」といった、出来ていないことと、それに対するガッカリ感にほぼ毎日襲われているのだ。
そんなこんなでたまたま自分がメモしていた「子育ては加点法」を読み返して考えてみると、そこそこ家事はこなしているし、寿限無とのコミュニケーションも増えてきたし、沐浴や離乳食など初めは慣れなかったこともいつの間にかできるようになっているし、と自分が7ヶ月間で獲得してきたポイントをしっかり確認することができた。
日頃当たり前にしていることほど、実は案外評価されにくかったりする。それに気づいて自分を労ってあげることが、子育てでは大切なのかもしれない。