丸山議員の不適切発言のニュース。
いくつかの新聞、ネットニュース、テレビ番組を見たけど、どれもこの議員本人の追求に終始していることが気になった。
当然発言自体は北方領土現地の人に嫌な思いをさせるものだったし、それによってロシアの行動を焚きつける可能性もあるし、党を外されても尚国会議員を辞職するつもりがない態度なのも、以前かも飲酒によるトラブルを起こしていることも含め、ほとんどの人がこの議員を批判する理由については納得がいく。
が、本当にそれだけだろうか。
この議員を批判するだけでいいのか。
最近でいえば桜田氏や塚田氏など、議員の失言は長きにわたってワイドショーの格好のネタになっている。トンデモ発言をバカにするのがみんな好きだ。
「議員なのに」「大臣なのに」と言うが、その人を選挙で受からせたのは国民だという自覚があるだろうか?
僕が見た中で東京新聞だけがこの点を指摘していた。
とはいえ、「自分は丸山とは無関係な選挙区だ」という声もあるだろう。
そんな人にこそ言いたい。
今まで自分が票を入れた人とその理由をはっきりと言えるか?
逆に票を入れなかった人の理由は言えるのか?
多くの国民が選挙の際、知っている人だから、いい人そうだから、応援している政党だから、入れてと頼まれたから、誰でもよかった、などの理由で投票をしている。
そして受かった人の仕事の進展に関して追いかけることはない。
『投票をした』ことに満足してしまっている。
だから先日の統一地方選の翌日から駅前に誰も立っていないんじゃないか!
国民は政治家からナメられていることを自覚すべきだ。
平日の昼間は仕事で忙しい人も多いと思う。
だからたまにでいい。時々でいいから地元の議会に興味を持ち、偶々空いた日があれば覗きに行ってみるといい。最近はネット配信している地方議会もある。少しずつでも有権者が見ているぞということを意識付けることが、しっかりした誠実な議員を育てることになるはずだ。