気持ちがモヤモヤすることがあるとよく高橋優の曲を聴く。
今は教員いじめの件。
連日ワイドショーで取り上げられ、それを見てこれは犯罪だとか顔と名前を出せとか罵詈雑言が飛び交うそれ自体は“いじめ”じゃないのか。
生徒たちは今週をどんな気持ちで過ごしたのか。
高橋優の曲で「CANDY」というものがある。
公式YouTubeに動画付きで挙げられている。
ポップなタイトルとは裏腹に生々しく後味の悪さの残る曲だ。
僕自身はいじめを受けた経験はないけど、この曲を初めて聴いてから2日間体調が優れなかった。大袈裟とは思うけどそれだけの衝撃があった。
もしかするとあの時の僕は酷い精神状態にあったのかもしれない。そんな不安定な心にこの曲が突き刺さったのかもしれない。
辛い思いをした人はそれを一生忘れることはないんだと思う。いつまでも脳裏に付き纏うそれを力に変えて“強かに”生きていくしかない。
この曲の中に
憎しみの色に染まらないように
馬鹿な大人にならないように
という歌詞がある。
自分が受けた仕打ちをつい誰かに向けたくなるところだけどそれをしては同類なんだと自分に言い聞かせる名文句だと思う。
人間に限らず全ての生物の世界にはいじめがつきものではある。でもだからこそ
“これはおかしくないか?”
“誰か傷ついてないか?”
と立ち止まって考える意味でこの曲をもっともっと知らせていきたい。